3分でわかる!簿記のポイントを覚えましょう

簿記を学ぶポイントについて、
本を出版している著者がやさしく解説します!

はじめに簿記を学ぶためのポイントを紹介します。
簿記学習の基本となるポイントですから、しっかり覚えていきましょう。


この記事では、初心者でも簿記のポイントが、よくわかるようにやさしく解説していきます。

この記事でわかること

  • 簿記を学ぶポイントがわかります
  • 簿記の基本である「勘定科目」,「仕訳」がわかります

伊達敦が、簿記を学ぶポイントをわかりやすく解説します。
・商社勤務20年の実務家です
・出版した決算書関連のビジネス書は、海外でも翻訳されています
主な著書「まだ若手社員といわれているうちに知っておきたい会社の数字」
 講談社刊

それでは、簿記を学ぶポイントについて解説していきます。

簿記を学ぶポイントは、勘定科目と仕訳を学ぶことです!

簿記を学ぶにあたり、最初に覚えるべき「簿記のポイント」は、2つです。
まずは、理屈抜きで、とにかく簿記のポイントを覚えましょう。

  • ポイント①  勘定科目(かんじょうかもく)を知る
  • ポイント②  仕訳(しわけ)を理解する

ざっくり説明していきます。
まずは、簡単なイメージをつかめれば十分です。

ポイント①である「勘定科目」から見ていきましょう。

ポイント①「勘定科目」とは、要するに英単語です!

簿記の「勘定科目」とは、英語を学ぶときの「英単語」と同じです。
英語を話すにしても書くにしても「英単語」を知らなければ、どうにもなりません。
同じように簿記を学ぶとき「勘定科目」は、かならず覚えなければなりません。

まずは、勘定科目は理屈抜きに覚えるしかないのです。

勘定科目は、5つのグループに分けられます。

  • 資産(しさん)グループ
  • 負債(ふさい)グループ
  • 純資産(じゅんしさん)グループ
  • 収益(しゅうえき)グループ
  • 費用(ひよう)グループ

【参考】

簿記によって、貸借対照表と損益計算書が作成されます。
資産、負債、純資産、収益、費用は、以下のように表示されます。

ポイント②「仕訳」とは、取引をあらわす言葉です!


仕訳とは、


取引をシンプルにあらわす、「言葉(ことば)」と考えてください。

簿記が苦手な人というのは、この「仕訳」がよくわかっていない人がほとんどです。

このホームページでは、この「仕訳」をしっかり説明していきます。

仕訳には、基本ルールが3つあります。
まずは、理屈抜きで、つぎの仕訳の3つの基本ルールをとにかく覚えましょう。

3つのルールによって、仕訳が、取引をシンプルにあらわす言葉を発します

  • 仕訳の基本ルール① 簿記には「フォーム」がある

簿記には決まった「フォーム」があります。簿記の形式といってもよいでしょう。

簿記のフォームは、つぎのようなものです。

簿記のフォーム

借方(かりかた) 貸方(かしかた)
    

フォームの左側を「借方(かりかた)」といいます。
そして右側を「貸方(かしかた)」といいます。

具体的な使い方は、これからくわしく説明していきます。
ここでは、簿記には「フォーム」があること。
そして、左側が「借方」、右側が「貸方」という簿記の用語を覚えましょう。

  • 仕訳の基本ルール②    借方と貸方は異なる勘定科目となる

簿記では、異なる勘定科目が、簿記のフォームに記載されます。
たとえば、借方に「A勘定科目」、貸方「B勘定科目」というようになります。

  借方  貸方
   A勘定科目   B勘定科目  
  • 仕訳の基本ルール③ 借方と貸方の金額は同じになる

「借方」と「貸方」に記入される金額は、必ず同じになります。

つぎの金額をみてください。
「借方」「貸方」とも同じ10,000円という同じ金額が記入されています。
簿記では、「借方」と「貸方」に必ず同じ金額が記入されるのです。

  借方  貸方
  A勘定科目 10,000  B勘定科目 10,000 


さらに簿記の理解が深める記事をご用意しました。
こちらの記事です
     ↓

簿記のポイントのまとめ

  • 簿記の勘定科目とは、英語学習の「英単語」と同じです。覚えるのみ!です
  • 勘定科目は、5つのグループに分けられます。資産、負債、純資産、収益、費用の5つです
  • 仕訳とは、取引をシンプルにあらわす「簿記の言葉」です