3分でわかる!貸借対照表の資産の評価方法をやさしく解説!
決算書である貸借対諸表の資産の評価方法について、
商社勤務の実務家がやさしく解説します。
資産は、会社の財産のことです。
ところで、この資産の評価方法ですが、買った値段なのか?それとも、今、現在の価値なのか?
疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、初心者でも会社の「資産の評価方法」が、よくわかるようにやさしく解説していきます。
この記事でわかること
- 資産の評価方法の基本がわかります
- 原価と時価の違いがわかります。
会社の「資産」には、評価が必要です。
会社ごとに自分たちの都合で、資産の金額を勝手に決められないからです。
資産の評価方法は、大きく2つに区分されます。
それでは、資産の評価方法について解説していきます。
資産の評価方法は、大きく2種類あります
資産の評価方法には「取得原価」と「時価」の2つの方法があります。
- 取得原価とは、資産の購入時に支出した金額です。
- 時価は、決算期の資産の評価金額です。
資産の評価方法を具体例で考えてみましょう
たとえば、10年前に土地を1000万円で購入し、その土地の現在価格が800万円の場合の資産評価を考えてみます。
このケースは、取得原価1000万円。時価なら800万円という土地の資産の評価になります。
決算書のおいては、取得原価を原則とし、一部、時価による評価がなされます。
資産の評価方法のまとめ
- 資産を評価する際に、その時点での市場価格を用いて評価し決算書に反映する会計の考え方を時価主義という
- 資産を取得原価で評価・計上する考え方を取得原価主義という。