3分でわかる!税引前当期純利益をやさしく解説します!

税引前当期純利益について、本を出版している著者がやさしく解説します。

税引前当期純利益は、その名のとおり、法人税などに代表される税金を支払う前の利益です。
この区分けをすることで、会社がどれくらいの利益に対して、どのくらいの税金を支払うのか
が、わかります。
会社は、利益を出すことが大事です。
そして、利益を出した以上、それ相応の税金も支払わなければなりません。


この記事では、初心者でも税引前当期純利益が、よくわかるようにやさしく解説していきます。

この記事でわかること

  • 税引前当期純利益の基本がわかります
  • 特別利益の意味がわかります
  • 特別損失の意味がわかります

著者

伊達敦が、税引前当期純利益をわかりやすく解説します。
・商社勤務20年の実務家です
・出版した決算書関連のビジネス書は、海外でも翻訳されています
主な著書「まだ若手社員といわれているうちに知っておきたい会社の数字」
 講談社刊
・中小企業研修協会&中小企業コンサルティング事務所代表

それでは、営業利益について解説していきます。

税引前当期利益とは、税金を支払う前の利益です

その名のとおり、税引前当期純利益とは、法人税などの税金を支払う前の稼いだ利益です。

税引前当期純利益の計算は、経常利益に固定資産売却益などの特別利益を加えます。
それから火災損失などの特別損失を差し引くことになります。
特別利益も特別損失も、通常では計上されない、異常な利益や損失と考えてください。

計算式は、以下のとおりになります。

経常利益+特別利益—特別損失=税引前当期純利益

A社の損益計算書

経常利益                    160
特別利益                      20
特別損失                      40
税引前当期純利益        140

損益計算書では、この税引前当期純利益までの計算を3つ目のステップと考えます。
ここでの計算過程は、臨時的に稼いだ利益や損失を加減した計算といえます。

特別利益と特別損失とは何か

ところで、この特別利益と特別損失は、どのようなイメージを持てばよいでしょうか?
つぎのように考えると、理解しやすいかも知れません。


会社にとって「良い意味でのアクシデント」の発生が、特別利益です。
そして「悪い意味でのアクシデント」が特別損失になる、と考えると良いでしょう。


特別利益は、通常の営業活動から外れた良いアクシデントで生まれた利益です。
そして、特別損失は、通常の事業活動から外れた悪いアクシデントで生まれた損失です。
いずれもアクシデントが生んだ利益と損失ですから、翌期以降も継続的に発生することがないのが特徴です。

特別利益や特別損失のおもな勘定科目は、以下のとおりです。

項目 内容
特別利益 固定資産売却益、投資有価証券売価益
特別損失 固定資産売価損、投資有価証券売価損、火災損失

会社の最終的な利益となる
【当期純利益】についてもっと詳しく知りたい人のために、わかりやすい解説をした記事をご用意しました。

こちらをご参照ください。
参考記事

  ↓

 当期純利益とは何か

税引前当期純利益のまとめ

  • 税引前当期純利益とは、法人税などの税金を支払う前の利益です
  • 税引前当期純利益の計算式は「 経常利益+特別利益ー特別損失=税引前当期純利益 」です
  • 良い意味でのアクシデントの発生に基づく利益が、特別利益です
  • 悪い意味でのアクシデントの発生に基づく損失が、特別損失です