3分でわかる!【図解】損益計算書の見方としくみをやさしく解説します

損益計算書の見方としくみを本を出版している著者がやさしく解説します。

損益計算書を学ぶには、実際のサンプルを見て、学んだ方が理解しやすいはずです。
「百聞は、一見にしかず」です。


この記事では、初心者でも会社の「損益計算書」が、よくわかるようにサンプルを活用し、
やさしく解説していきます。

この記事でわかること

  • 損益計算書のサンプルがわかります
  • 損益計算書を別解することができます。
  • 損益計算書の区分ごとの内容がわかります

著者

伊達敦が、損益計算書をサンプルを使ってわかりやすく解説します。
・商社勤務20年の実務家です
・出版した決算書関連のビジネス書は、海外でも翻訳されています
主な著書「まだ若手社員といわれているうちに知っておきたい会社の数字」
 講談社刊
・中小企業研修協会&中小企業コンサルティング事務所代表

それでは、損益計算書をサンプル版をつかって、解説していきます。

損益計算書の見方としくみをやさしく解説します

損益計算書とは、会社の営業成績を表すデータ表です。
損益計算書のサンプルは、以下の通りです。

                                                                 損益計算書

売上高                        1,000
売上原価 800
売上総利益 200
販売費および一般管理費 50
営業利益 150
営業外収益 30
営業外費用 20
経常利益 160
特別利益 20
特別損失 40
税引前当期純利益 140
法人税等 70
当期純利益 70

【図解】損益計算書を別解します!3つの収支と3つの利益

損益計算書で、会社の利益がわかります。

実は、損益計算書を見る視点をかえると、会社の利益を知る以外にもわかることがあります。

それは、損益計算書は、会社の儲けを表す収支データである、という点です。


収支計算は、営業取引・営業外取引・特別取引の「3つの収支」で構成されます。

そして、3つの収支は、営業利益・経常利益・税引前当期純利益の「3つの利益」に表されます。
損益計算書は、この3つの収支と3つの利益の関係性が分かれば、ざっくりとした仕組みと見方が理解できます。

                                                      損益計算書

売上高                        1,000
売上原価 800
売上総利益 200
販売費および一般管理費 50
営業利益 150
営業外収益 30
営業外費用 20
経常利益 160
特別利益 20
特別損失 40
税引前当期純利益 140
法人税等 70
当期純利益 70
売上高 営業取引と営業利益
売上原価
売上総利益
販売費および一般管理費
営業利益
営業外収益 営業外取引と経常利益
営業外費用
経常利益
特別利益 特別取引と税引前当期純利益

特別損失
税引前当期純利益
法人税等 70
当期純利益 70

営業取引と営業利益

営業取引とは本業の収支のことです。

売上から売上原価と販売管理費を差し引いた収支金額は「営業利益」で表示されます。
この営業取引と営業利益は、損益計算書の最重要ポイントです。

損益計算書の営業取引の成績が良いほど、会社の成長するからです。

 営業外取引と経常利益

営業外取引とは、本業以外の収支のことです。
例えば、受取利息は営業外収入、支払利息は営業外費用として計上されます。
営業利益に対して、営業外取引の収支を加減し求めた金額は「経常利益」で表示されます。

 特別取引と税引前当期純利益

特別取引とは、営業取引、営業外取引以外の収支のことです。
例えば、固定資産売却損益等の経常的に発生しない特別な収支のことです。
経常利益に対して、特別取引の収支を加減し求めた金額は「税引前当期純利益」で表示されます。

【損益計算書の各利益】についてもっと詳しく知りたい人のために、わかりやすい解説をした記事をご用意しました。

こちらをご参照ください。
参考記事

  ↓

売上総利益とは何か

営業利益とは何か

経常利益とは何か

税引前当期純利益とは何か

当期純利益とは何か

損益計算書の見方としくみをざっくり説明します

損益計算書の「営業取引」「営業外取引」「特別取引」を損益計算書のしくみに沿って、紹介すれば、つぎにようになります。

営業取引

  • 売上

本業である営業活動で、得られた収入が計上されます。

  • 売上原価

売上に伴い、仕入れた商品、サービス提供の金額が計上されます。

  • 売上総利益

売上から売上原価を差し引いた金額です。略して、粗利益ともいいます。

  • 販売費及び一般管理費

売上に連動して費やされた種々の支出金額が計上されます。

  • 営業利益

売上総利益から販売管理費を差し引いた金額です。

 

営業外取引

 

  • 営業外収益

会社の本業以外の活動で得られた収入が計上されます。

  • 営業外費用

会社の本業以外の活動で費やされた経費が計上されます。

  • 経常利益

営業利益に対して、営業外収支を加減した金額です。

 

特別取引

 

  • 特別利益

会社の本業以外の活動、且つ経常性のない臨時収入が計上されます。

  • 特別損失

会社の本業以外の活動、且つ経常性のない臨時費用が計上されます。

  • 税引前当期純利益

経常利益に対して、特別収支を加減した金額です。

 当期純利益

税引前当期純利益に対して、法人税等の支払金額を差し引いた金額です。

損益計算書の見方としくみのまとめ

  • 損益計算書を別解すれば、会社の儲けを表す収支データです。
  • 収支計算は、営業取引・営業外取引・特別取引の「3つの収支」で構成されます。
  • 3つの収支は、営業利益・経常利益・税引前当期純利益の「3つの利益」に表されます。